いきのび協会ブログ

【運動指導者に知ってもらいたい水中運動の効果】骨折による入院生活とリハビリで再確認した「運動の大切さ」

モットーは「笑う門には福来る」 東京支部の緒方美保です。
主に神奈川・東京のスポーツクラブで陸上・水中での機能改善体操やエアロビクス・アクアビクスの指導をしています。

突然ですが、皆様は大きなケガをしたことがありますか?
私は去年、初めての大きなケガを経験しました。
そこで当たり前のように運動をしていた私が運動できない中で感じた運動の大切さ水中運動の効果について書いてみたいと思います。

運動できないとどうなるのか…身をもって知る

昨年10月、腓骨骨折(解放骨折)により緊急手術・17日間の入院・8週間の松葉杖生活を経験しました。

運動の大切さを知っているだけに運動ができないことに対する怖さと焦り、そして自分の体がどうなるのかという好奇心のようなもの…複雑な気持ちでした。

すぐにスモールボールやStretch-eze®を病室に届けてもらい、ベッド上でできる運動をスタート。

それでも術後1週間は車いす、そこから8週間は右足への荷重30%までの松葉杖生活。
当然、様々な変化がありました。

私の場合はふくらはぎや太ももの太さが全く違うというほどの変化はありませんでした。
しかし、3食昼寝付き、運動なしの入院生活で3キロほど体重が落ちました。
全体的に筋肉量が減ったということですね。
使わなければ委縮する…「ルーの法則」は本当だと痛感しました。

術後9週間が過ぎ、ようやく右足にも荷重できるようになった頃には様々な機能が落ち、歩くこともままならない状態に!
筋力だけでなく関節の可動域、バランス能力、動きのつながりなど様々な機能が落ちている。
しかも立っているとすぐにむくんでしまい、余計に動きづらくなる。
もちろん痛みもある。
トレーニングも思うようにいかず、効果が実感できない。

やっぱりアレしかない!!

アレとは…

水中運動です!

 

水の特性を知れば水中運動の効果も上がる!

陸とは異なる「水」の環境について怪我のリハビリの観点から…

①浮力

・関節や靭帯・腱などの結合組織への負担が軽減
→みぞおちから胸くらいの水深なら体重は7割減

・浮力がバランスを取りづらくする
→バランスがとりづらい環境で動くことでバランストレーニングにも!

②水圧

・水圧は深いところほど大きい
→プールで立っているとむくみ防止の着圧ソックスを履いているのと同じ!

・同じ水深ならどの面にも等しく水圧がかかる
→関節を安定させるサポーターの役目も!

③抵抗

・水の密度は空気の800倍!
どの方向に身体を動かしても水がまとわりつき、抵抗となる
水の中で様々な関節の動きをすることで多くの筋肉に刺激が入る

・自分が出した力が抵抗となる
負荷の調節は自分次第!

④水温

・水は熱を伝えやすいので私たちの体温は水に奪われる
→体温を保つためにエネルギー代謝が上がるので体重コントロールにも有利!

※その他
・浮力やリラクセーション効果による関節可動域の拡大
心臓呼吸器系能力(持久力)の維持、向上

水中運動の効果については以前のブログに詳しく書かれておりますのでぜひそちらもご覧ください!
↓ ↓ ↓

【アクアエクササイズ講習会(大阪)のお知らせ】
腰痛・ひざ痛など関節の痛みなどの不調は、機能改善を目的にした水中運動(アクアエクササイズ)が効果的 
2022/2/18 執筆:茂木伸江)

松葉杖がとれてからは週12回水中運動を実施。
歩行や階段昇降も安定し、日常生活にはほとんど困らないくらいまで回復してきました。
そして、最近さらに水中運動の効果を感じる出来事が!

 

水中運動は自然と機能を引き出してくれる!!

実は3月末に屋久島で山歩きにチャレンジしました。
本格的な登山は難しいので、5、6時間くらいの白谷雲水峡トレッキングコースです。
とはいえ、沢を渡ったり、岩場を歩いたりと整備された道を歩くのとは全く違います。
当然、かなり疲れたし筋肉痛にもなりました。
でも、身体全体の調子はとても良かった。
なぜでしょう??

自然の山の道は不整地なので足元の傾きも、地面の状態もすべてが不規則
足元だけでなく頭上に木の枝があったり、風が吹いたり、水が流れていたり…
とにかく一歩一歩、毎回条件が違うわけです。
これに合わせるために私の身体は私の意識できないところでたくさん働いていたはずです。
機能がどんどん引き出された結果、体全体がまとまる心地よさを感じたのだと思うのです。

自然は私たちの持つ機能を引き出してくれる。
しかし、自然の中での運動には転倒などの不安も…。

安全にたくさんの刺激をもらえる環境はない?

いいえ!あります!

プールです!!

実は水の中ってすごく不規則
なぜなら水が動くから。
自分自身が動けばその周りに流れや渦ができる。
周りで動く人がいればそこにも流れや渦ができる。
プールの壁やコースロープに当たって跳ね返ってくる流れもある。
さらに水があることで陸上では体験できない動き(浮くとか、身体を大きく傾けるとか)ができるので、使えていないところを目覚めさせることもできる!
知らず知らずのうちに体全体が目覚め、まとまりが良くなり、動きやすくなるんですね!!
安全に不規則な刺激がもらえる水中運動をしないなんてもったいないと思いませんか??

水中運動プログラムと言えば・・・

プールで行う運動と言えば「水泳」が最もポピュラーですね!
もちろん水泳は全身運動ですので、体力維持向上・健康維持に適した運動です。
しかし、陸上で生活している私たちは自分の足で立ち、歩き、生活しています。
そのための機能を維持・向上させるには水の中でも立って行う運動プログラムが必要です。
アクアビクス・水中ウォーキング・水中体操など施設によって呼び方は様々ですが、水の特性を活かしたプログラムは多くのスポーツクラブや公共のプールでも導入されています。
ケガのリハビリをしたい、陸上での運動では効果が感じられない、少しきついという方は水中運動を試してみてください!!

機能改善を目的としたプログラムアクアキネシス®(水中機能改善体操)

水中運動の素晴らしさをお伝えしてきましたが、やっぱり…
水中運動の効果を引き出すためにはやり方(プログラム)が重要です!
NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会では身体機能改善を目的とした水中運動プログラムアクアキネシス®を普及しています。
重力が軽減された不安定な水中環境の中で、筋肉や結合組織の強張りをほぐし、関節可動域を改善し、バランスよく筋出力を上げることで効率的な身体全体の動きを獲得することができます。

アクアキネシスについて詳しくはこちら 

「水中」という素晴らしい環境を生かすやり方(プログラム)アクアキネシス®を学んでみませんか?

■開催スケジュール

2022年5月22日(日)15:00~17:00もしくは20:00~22:00選択制(オンライン学習)
2022年5月29日(日)大阪10:001730
詳細は随時更新しています。
こちらからチェックしてくださいね!
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https://www.ikinobi.org/info/trainer/18507/

■講座の様子(2016年開催の様子)

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