活動レポート

<オンライン>ボディキネシス®シニアインストラクター養成コース:タオル編 2023年11月19日(日)

2023年11月19日(日)、ボディキネシス®シニアインストラクター養成コース(タオル編)を開催いたしました。

10月にはボール編を開催し、今回は身近にあるタオル(少し長めのものがお勧め)を使った機能改善体操の習得と指導スキルの向上を目指す4時間の講座でした。

講座の最初には、既に受講前に送られている動画での事前学習の復習です。

ボディキネシス®のプログラム作成や考え方、シニアの身体特性について確認をしていきます。

その後は実技指導の練習を積み重ねていきます。指導のポイントは・・・

  • ①まずは手本となる動きを見せる。
  • ②短い言葉で端的に動きを伝える。
  • ③参加者の動きを洞察する。
  • ④洞察した上で、動きの注意点やアドバイスを伝える。
  • ⑤参加者の自信につながるフィードバックを行う。

と言うように、1つずつ目的を明確にしながらの指導練習を行います。

動きの注意点やアドバイス、フィードバックを伝える練習では、出来るだけポジティブな言葉を選択していきます。「○○しないで」と言われても、どうして良いかわかりませんよね。例えば「顎をあげないで」と言われるよりも「顎を引きましょう」の方が断然わかりやすいです。そして、参加者自身も受け取りやすいですね。

時には、「もう少し顎を引いてみるとどうですか?」「首や肩は楽に感じますか?」と言うように、気づきを高めていく言葉がけも、より良い動きを引き出していくためにはとても重要です。

このように指導のポイントを確認しながら、シニアの方々でも理解しやすい指導スキルを身につけていきます。

今回、ご参加いただきました3名の方は、もう既に指導経験も豊かな方たちばかりでした。

更なる指導スキル向上のために、皆さん集中力高くとても前向きな姿勢で取り組まれていました。

3人それぞれが、お互いの良いところを吸収されたのではないでしょうか。

タオルを使っての体操は一見楽そうに見えますが、しっかり動くと身体も熱くなり、うっすら汗も出ます。

体操を始める前に、自分の身体の状態を確認し、体操を行うとどのように身体が変わるのか・・・。参加者自身が身体の変化に気付けるようになると体操の継続につながります。

その継続意欲を高めるのが指導者の大きな役割ではないでしょうか。

機能改善体操の指導者養成コースでは、「体操を教えるだけではなく、身体の動かし方を伝える」ということを大事にしています。

1つ1つ課題をクリアするように指導練習を積み重ねていくうちに、受講生のみなさんは「自分自身の指導の癖」にも気づいていかれたようです。

「最近は、自分の指導を誰かに見てもらうということもなくなってきたので、いろんなことに気付く良いきっかけになりました」というお声もありました。

今回の養成コースを通して、シニアの方々の「自立」と「自律」をサポートしていける指導者仲間がまた増えたことをとても嬉しく思います。

 

次回の「シニア養成コース」の開催は来年度になりますが、ボディキネシス®の入門編である「3軽エクササイズ®」は毎月開催していますので、ぜひご参加下さいね。

ご予約はこちらから↓

https://www.ikinobi.org/annual-schedule/

レポート:井上 明美

受講生のお声

    • 60代女性(福岡県)

      とても密度の濃い学びでした。レッスンする者として、受けて頂く方にとって良い事を身につけていくことに努めていきたいと思います。

    • 60代女性(福岡県)

      自分の癖や至らない所のご指摘を頂きありがとうございました。明日からの現場ですぐ改善していきたいです。学びの機会をありがとうございました。

    • 60代女性(福岡県)

      大切な事を再確認出来ました。 運動指導者として責任を持って指導続けていきます。

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