活動レポート

【オンライン】ボディキネシス®シニアインストラクター養成コース 2021年7月3-4日

2021年、7月3日・4日の2日間「ボディキネシス®シニアインストラクター養成コース」を開催しました。

シニアインストラクター養成コースは高齢者の方のための機能改善を目的としたボディキネシス®(機能改善体操)の習得と指導のためのコースです。
介護予防の現場にも役立つ、椅子に座って行えるボディキネシス®(機能改善体操)を「ボール編」「タオル編」の2パターンを学ぶことが可能です。高齢者の加齢の生理や解剖学を押さえた内容で、対象者に応じたモディフィケーション(軽減法)なども学ぶことができます。

昨年度から続くコロナウイルス感染予防のため、今回もオンラインでの開催となりました。

1日4時間のセミナーの最初は事前学習で学んでいただきました機能改善体操概論、シニアの身体特性などについての確認からはじまり、モデルレッスンを体験して実際のレッスンの流れがイメージできたところでプログラミング、指導法を学び、指導スキルの向上を目指していきます。

<ボール体操のモデルレッスンの様子>とても簡単な体操ですが、身体の変化を感じられる体操は高齢者の運動継続意欲向上につながります。

<タオル体操のモデルレッスンの様子>

身近にあるタオルを使うことによって身体の機能を引き出しやすくなります。

セミナー後半は、各種目の正しい動きを確認しながら「正しい動きをしっかり見せる練習」「わかりやすく伝える練習」など、シニアの身体の機能を引き出すための指導練習を繰り返し行っていきます。受講生の皆さんは、ご自身の現場指導に来られる高齢の方のお顔を思い浮かべながらとても真剣に取り組まれていました。

高齢になると体力も気力も個人差が大きくなります。軽減法を理解し、お一人お一人に寄り添いながらの指導は信頼関係を築いていくためにもとても大切なことだと思います。

1日4時間の講習会の中で、習得していただく内容はかなりたくさんありますが、それらは全て実際の現場ですぐに役立つ内容です。

私自身も地域の運動教室でシニア養成コースで学ぶ内容を多く取り入れています。
運動教室に参加されている皆さんは、「先生から教えてもらった体操を続けていると、膝の痛みがなくなった」「腰が軽くなった」などの嬉しいお声を届けてくださっています。

地域のサークルの様子

今回の養成コースにご参加して下さった皆さんも「すぐに現場で役立てたい」と熱い思いを語って下さいました。

これからますます増えていく高齢者人口。
人生の最後まで心も身体も元気にいきいきと過ごしていける方たちを増やしていきたいですね。

次回のシニアインストラクター養成コースの開催は・・・

1024日(日)ボール編

1031日(日)タオル編です。
お申込み・詳細はこちらから

皆さんのご参加をお待ちしております。

レポート:井上明美

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