いきのび協会ブログ

ガンサバイバーにオススメの運動~ヨガでからだもこころもリフレッシュ~

協会ブログ、今回の更新は、橘 千鶴です!

ガンサバイバーとは

「サバイバー」とは、「生存者」という意味で、ガンの治療を終えられた方!
となりますが・・・
治療を終えられた方だけではなく、治療中の方、経過観察中の方などすべて含む「ガン体験者」の事を言うそうです。
昔は不治の病とされていたガンも検診の普及による早期発見や医療技術の進歩で生存率が向上したという経緯があります。
生存率が向上したことで、「再発の恐れ」「抗がん剤などの副作用」「手術後の社会生活への不安」「治療費など経済的な悩み」など、色々な問題(悩み)が出てきているようです。
2人に1人がガンになると言われている時代ですから、他人事ではないですね〜

自分らしく生きるために

実は私もガンサバイバーです!
30歳代の時に早期ガンが見つかり手術した経験があります。
おかげさまで、その後は特に問題もなくこの歳まで元気に過ごしています!
ガンと向き合いながらも自分らしく生きる!!
ガンサバイバーが生活していく上で直面する問題を乗り越えていくことを「ガンサバイバーシップ」といい、様々な支援ができるようにと国も取り組み始めているようです!

がんサバイバーの方の機能改善ヨガの可能性

ヨガのレッスンを長年担当していると、ガンサバイバーの方も参加されることがあります。
ここ最近では、地元の施設で「機能改善ヨガ」のレッスンに乳がん手術をされた方がご参加!
手術後も抗がん剤治療を続けているので、体調がすぐれない日あり、気分が落ち込んでしまうことが多く、

「脇のリンパが腫れて腕が上がりにくいのをなんとかしたい」
「再発しないか?つねに不安があるので、ヨガで気分を紛らしたい」
「カツラなので頭を下げる動きはしたくないですが、いいですか?」

など、訴えておられました。
機能改善体操(ボディキネシス®)を取り入れて、ヨガを行う機能改善ヨガは、からだの機能が引き出すことができるので、レッスン後は腕が軽くなったと喜ばれていました。
翌週も参加された時には、「ヨガをやっている時は、ヨガに集中できるので気分が楽になりました!」と笑顔で話されたのがとても印象的でした。

今年6月に大阪国際がんセンターの施設内に「大阪国際がんセンター患者交流棟」がオープンしました。

ガンサバイバーの方々の運動施設が併設され、ガン専門のトレーナーが在中し、運動支援をしています。
その施設で私も体験イベントで「機能改善ヨガ」を担当させていただくことになりました。

 

  

まずは国際ガンセンターで働くスタッフさんにこちらの施設を認知してもらうために、「機能改善ヨガ」の体験レッスンを提供させて頂いています。
そんな中、「なかなか寝付けない日が続いていましたが、機能改善ヨガを受けたその日は、すっと眠っていました!」と翌週も足を運んでいただいた方がおられました!
こうした方々の声を聞くたびに、「機能改善ヨガ」の可能性や必要性を感じます。

 

機能改善ヨガで体も心も整えて

機能改善ヨガは、ヨガのポーズを行う前に機能改善体操(ボディキネシス®)を取り入れます。
ヨガは自分に意識を集中し、内観を深めながら様々な気づきを得ることを大事にします。

呼吸に意識を向ける(呼吸の深さや速さなど)
体の内側の感覚に目を向ける(お腹が暖かい・・・など)
体の動きに目を向ける(右と左の違いは?動く前と動いた後の違いは?など)
自分と向き合うことで、自分の現状を知ることができます。

「今日は呼吸が浅いな・・・」
「右の腕の方が上がりにくかったなぁ〜」など
なかなかヨガのポーズだけで内観が難しい方も、機能改善体操を行うことで小さな変化を感じやすくなります。

*肋骨が広がる感覚に気づいた!
*肩甲骨がこんな風に動くんだ!
*股関節の動きが良くなって脚が軽くなった!
*足裏がしっかり床に着く感覚ってこんな感じなんだ!

自分に集中しやすくなり、その後のヨガはさらに内観を深めることができるような気がします。
このような気づきを得ることで、今までとは違う自分を知り、自分の存在のありがたさを感じられるようになります。
今あることに感謝の気持ちが生まれます。
機能改善ヨガでそんな価値観を生み出せる人が増えると嬉しいな〜

協会では機能改善ヨガのインストラクター養成を行っています。
学びたい方は、協会HPをチェックして下さいね!
【開催】
2019年11月3日(日)、4日(月)東京都 詳細
2019年11月3日(日)、10日(日)京都府 詳細は間もなくです。

 

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